
西蔵の古格王朝遺跡・札達土林 「世界遺産」申請へ
西蔵(チベット)自治区阿里(アリ)地区では古格(グゲ)王朝遺跡、札達(ツァンダ)土林の「世界遺産」への登録申請作業が始まった。準備作業は現在のところ順調という。
世界文化遺産への登録を目指す古格王朝遺跡は、1961年に国家重点文物(文化財)保護単位に指定されている。古格王朝は9世紀に建てられた西蔵の古代王朝で、同遺跡は1千平方メートルに及ぶ巨大な壁画などで知られる。
札達土林は世界自然遺産への登録を目指す。海抜4千メートル以上、210平方キロメートル余りの範囲に広がる独特の自然景観は、ヒマラヤ造山活動と氷河による侵食で長い時間をかけて形成されたもの。
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